開校109年目を迎えた木更津東高校の春。港からの風は優しく、校地内の桜は競うように花を咲かせ美しい姿で生徒たちを見守り、穏やかな空気に包まれています。
平成31年度のスタートと同時に、次元号「令和」が発表されました。生徒には、新元号の願いのごとく、美しく心を寄せ合う中で、それぞれの持つ花を育てていって欲しいと思います。
木更津地域の伝統校として、なくてはならない県立高校として、歴史を積み重ねる中、およそ三万人に達しようとする卒業生を輩出してきました。
全日制(女子高校)と定時制(男女共学)併設という特徴を生かし、伝統を継承するとともに、それぞれが特色を生かしながら学習を進めてきています。
生徒の生活ぶりと活動に対する理解の深まりとともに、入学者選抜においては、たいへん多くの志願者が集まっています。
本年度の重点目標は、
想像力を伸ばし、優しさと強い意志を胸に自己実現に努める生徒を育む
〜 好きを力に、伸びゆく生徒 〜
として、教職員一同、全力で生徒の成長に寄与できるよう努めてまいります。
社会生活を送っていくためには、思いやり、感謝、感動する心を育てるとともに、誠実で謙虚に生きる態度を育てることが大切です。また、夢や目標を持ち困難な状況にも、強い意志で粘り強く挑戦する力を育むことも重要です。そのために、想像する力を伸ばしていきます。想像力は、他の者の思いを自分のこととして考えられる、共感できる、将来の自分の姿をイメージしながら夢や目標にチャレンジしていく原動力になります。
そのために、校内にとどまらず、地域や大学と連携し学校外にも学びの場を求め、さらに「応援される学校」を目指します。
本年度も、木更津東高校をよろしくお願い申し上げます。
平成31年4月
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